間違った「常識」の例


世のゴルフレッスンで当たり前のように言われている「常識」とされているものの中には間違った「常識」があります。それらの中の1つの例をご紹介します。


例えば、


インパクトは体の正面でボールを打つ。

という「常識」です。ある程度のゴルフの経験があるゴルファーであれば過去に一度は「インパクトは体の正面でボールを打つ」ということを聞いたことがあるかもしれません。


下の画像はローリー・マキロイ選手のインパクトの後方からの画像です。

吉本巧 間違った「常識」の例

インパクトで後方から胸は見えず、


背中(水色線エリア)

が見えています。

吉本巧 間違った「常識」の例

インパクトで後方から胸は見えず、


背中(水色線エリア)

が見えるということは、下の頭上からの画像のように、


インパクトで体はボール方向(正面)よりも左(緑色矢印方向)を向いている。

ということになります。

吉本巧 間違った「常識」の例

そのためインパクトで後方から胸は見えず、


背中(水色線エリア)

が見えます。

吉本巧 間違った「常識」の例

このようにインパクトで後方から胸は見えず背中が見えるのはローリー・マキロイ選手だけではありません。


●タイガー・ウッズ選手

吉本巧 間違った「常識」の例

●アダム・スコット選手

吉本巧 間違った「常識」の例

●ルーク・ドナルド選手

吉本巧 間違った「常識」の例

●アーニー・エルス選手

吉本巧 間違った「常識」の例

世界の選手だけではなく日本人選手も同じです。


●松山英樹選手

吉本巧 間違った「常識」の例

●石川遼選手

吉本巧 間違った「常識」の例

男子選手だけではなく女子選手も同じようにインパクトで背中が見えます。


●森田理香子選手

吉本巧 間違った「常識」の例

●イ・ボミ選手

吉本巧 間違った「常識」の例

選手によってその度合いは異なりますが、インパクトで後方から胸は見えず背中が見えています。


先ほどもお伝えしましたが、インパクトで後方から胸は見えず、


背中(水色線エリア)

が見えるということは、下の頭上からの画像のように、


インパクトで体はボール方向(正面)よりも左(緑色矢印方向)を向いている。

ということになります。

吉本巧 間違った「常識」の例

つまりインパクトでは体の正面でボールを打っていません。

吉本巧 間違った「常識」の例

インパクトでは、


体がクラブヘッドよりも先行している状態

でボールを打っています。これが飛距離の出る理想的なインパクトの形です。

吉本巧 間違った「常識」の例

ですが「常識」ではこの、


体がクラブヘッドよりも先行している状態

のインパクトを「振り遅れ」と呼び、悪い動きとして排除しようとします。過去に「振り遅れは良くない」と言われたことがあるかもしれません。



体がクラブヘッドよりも先行している状態

の「振り遅れ」のインパクトが飛距離の出る理想的なインパクトにもかかわらず、この動きを排除してしまうことほどもったいないことはありません。

吉本巧 間違った「常識」の例


インパクトでこのように、


体がクラブヘッドよりも先行している状態

となるのはトップのポジションからダウンスイングで肩の回転が腕の動きをリードしているためです。

吉本巧 間違った「常識」の例

飛距離が出る選手は、


ダウンスイングで肩の回転が腕の動きをリードする動き

ができているためインパクトで、


体がクラブヘッドよりも先行している状態

になり飛距離が出ます。



一方で、


インパクトは体の正面でボールを打つ。

という意識でスイングすると腕主導のダウンスイングになり、ダウンスイングで肩や腰が回転しなくなります。それにより、


- 飛距離が出ない。

- ダウンスイングで「タメ」が生まれない。

- インパクトで「すくい打ち」になる。

- インパクトで体が伸び上がる。

- フォロースルーで左肘が引ける。

などになってしまいます。



インパクトで、


体がクラブヘッドよりも先行している状態

の「振り遅れ」になると「ボールは右へ行くのでは?」と感じたかもしれません。先ほどお伝えしたトップのポジションから、


ダウンスイングで肩の回転が腕の動きをリードする動き

の時に左肩を正しい方向へ移動させることができればボールは右へ行きません。


ダウンスイングで左肩を、


左斜め上方向(ターゲット方向よりも左の赤色矢印方向)

へ移動すればインパクトでフェース面は開かずボールは右へは行きません。

吉本巧 間違った「常識」の例

ダウンスイングで左肩を、


左斜め上方向(ターゲット方向よりも左の赤色矢印方向)

へ移動させるとインパクトの「振り遅れ」と相殺され(プラスマイナスゼロになり)フェース面がスクエアになるためです。

吉本巧 間違った「常識」の例


プロ選手の中には、


インパクトは体の正面でボールを打つ。

と発言している選手もいます。ですがこれはその選手のスイングの「イメージ」であり、実際のインパクトは体の正面でボールは打っていません。

実は世のゴルフレッスンで当たり前のように言われている「常識」とされているものの多くはプロ選手の「実際とは異なるイメージ」によって作られています。