ベン・ホーガン選手はアメリカテキサス州出身のプロゴルファーで、PGAツアー優勝63勝、メジャー大会を9勝された選手です。
1930年頃から1960年頃に活躍された選手で、残念ながら私自身ライブでスイングや試合を見たことはありません。
書物や人から聞いた話では、武道の達人のような方だなという印象を受けました。
「人間のゴルフスイングは不純物にまみれており、ゆえに、たくさんボールを打ってこれを洗練されたものにすることが肝要である」という考えを持たれていたそうです。
私自身上達には魔法はないという考えを持っており、ベン・ホーガン選手の考えに共感できるところが多くありました。
長所を見つけてそれを伸ばしていくという西洋的な考えではなく、
短所を見つけてそれを鍛練するという東洋的な考えを持った選手がアメリカにいて、
それを実行し、実績を残したベン・ホーガン選手に強い魅力を感じました。
ベン・ホーガン選手の著作「モダン・ゴルフ」を読みましたが、非常に分かりやすく、近代のゴルフスイング理論の基盤となっている気がします。
最近では、メディアなどによってスイング理論はプロ選手だけのものではなくなり、アマチュア選手もスイング理論に触れる機会が多くあります
多くのスイング理論の情報が飛び交い、スイング理論は非常に複雑化しアマチュア選手に混乱をまねくこともあります。
また、この複雑化しているスイング理論が評価されているという傾向もあります。
複雑化し過ぎたスイングに悩んでしまった時にはこの「モダン・ゴルフ」を読んでみるのもいいかもしれません。
【ベン・ホーガン選手スイング動画 正面】
【ベン・ホーガン選手スイング動画 後方】
身長は170センチでそれほど大きい選手ではなかったそうです。
「見た目」や「形」を優先して作られたスイングではなく、良い球を打つためにボールを打ち鍛練して作られたワイルドで野性的なスイングです。
近年の最先端の選手のスイングに比べ、スイング中の下半身の動きが大きく、バックスイングでは大きく腰を回転させています。
トップのポジションでは右足がほぼまっすぐになり、左足の膝が大きく前(ボール方向)へ動いています。
クラブがパーシモンヘッドやブレードアイアンの時代によく見られたスイングで、
クラブの進化と共にスイング中の下半身の動きが大きくなくても飛距離が得られるようになり、ベン・ホーガン選手のようにバックスイングで腰を大きく回転させるスイングは少なくなってきました。
【ベン・ホーガン選手 レッスン】
■ベン・ホーガン選手のレッスンの内容はこのような感じです■
ゴルフのスイングで私にとって最も重要なことは、トップのポジションからの下半身の動きです。
トップのポジションからは下半身から動きをスタートさせます。この時、腕と手はまだそのままで何もしません。
トップのポジションから下半身がスタートし終わったあとに、上半身が付いてきます。
ですがほとんどの人が全く逆の順番でトップのポジションからスイングしています。
トップから、上半身からスタートして、その次に下半身がスタートしてしまっています。そのためアウトサイドからクラブが下りてきてしまいます。