2006年7月28日、シニアツアー選手の天野勝選手が肝臓がんのため63歳で亡くなられました。
2005年から末期がんと闘病しながらツアーに参戦されていました。
天野さんは26歳からゴルフを始められて、29歳で日本のプロテストに合格されました。
レギュラーツアーでは通算5勝をあげ、シニアツアー転向後には賞金王にもなられた選手です。
1995年、アメリカシニアツアーのクオリファイングスクール(Qスクール)に挑戦され、トップで合格されました。
その後、渡米され、拠点をフロリダに置き全米中のシニアツアーを転戦されていました。
その当時、私は天野さんに出会いました。
とは言っても、同じゴルフ場に所属していたので、毎日のようにお会いし、一緒にラウンドや練習させて頂いていました。
悪い意味でプロ選手にある近付きにくい雰囲気が全くなく「たくちゃーん、一緒に回ろうか~?!」っていつも気さくに声を掛けて頂いていました。
当時、天野さんはアメリカシニアツアーのQスクールをトップで合格したばかりでした。
天野さんのスイングは、独特のスイングテンポで、「ボールを打つ」という能力がすばらしく、
シニア選手には多いですが、近年進化してきている「合理的スイング」という形から作られたスイングではなく、「ボールを打つ感」という感性を優先して作られたスイングです。
スイングを見ていても、ここまでスイングを作るのに相当の球を打ってスイングを作ってこられたのだなと感じさせられました。
普通の人が持っていないような、特殊の「感性」を持っており、その感性でゴルフゲームを作られていました。
当時16歳の私は、「こんな選手もいるんだぁー」と、感受性多き年齢の私にとっては大きな刺激を受けました。
私が日本に帰国してから結局一度もお会いできないままお別れになってしまいました。今でも、天野さんに声を掛けて頂いた「たくちゃーん!」っていう言葉が頭に残っています。
