鬼の目

アメリカのミニツアーは弱肉強食の世界です。


USPGAツアーのような大きなスポンサーが付いて、テレビで放送されるような華やかな世界ではありません。


結果だけが評価される世界です。日本にあるような「敗者の美」はありません。勝った者だけが評価され、負けた者は敗者であり、結果がすべてのそれ以上でもそれ以下でもないタンパクな勝負の世界です。

明日の生活の保障はありません。今日の試合から這い上がって「オレこそが有名になってやる」と思っている選手ばかりです。


試合に友達を作りに来る選手なんて一人もいません。選手同士で日本のような「和」もありません。


ミニツアーの選手達の目は「ギラギラ」という表現を超えていて、勝負の世界に生きている鬼のような目です。


先日テレビで、アメリカで行われているUSPGAツアーが放送されていました。


私がアメリカのミニツアーに出場していた頃よく試合で一緒だった選手がテレビに映っていました。


彼はアメリカ人で、当時彼は、昼間ゴルフの試合に出場し夜はハンバーガー屋さんでアルバイトをして生活していました。もちろん当時の彼にはスポンサーなんて付いていませんでした。


彼をテレビで見た時、彼は頭のてっぺんから足の先までスポンサーが付いており、キャディバッグも大きいツアーバッグです。ボールもタイトリストの新品で、クラブも新品です。


身に着けているものは当時と違っても、彼は相変わらず豪華ドライバーショットと、当時と変わらずすさまじい鬼の目をしていました。


スポンサーが付いて身なりはキレイですが、かれの目の奥の泥臭く、そして闘志むき出しの鬼の目は当時のままでした。


USPGAツアーは世界中からトップの一流の選手が集まっているツアーです。


もちろんトップに登りつめるのは簡単ではありません。ですが、あの目をしている限り彼はこれからトップへ進んでいけると思います。


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フロリダでの出来事

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